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2時限目   文章を書く準備


「さあ、文章を書こう」と机に向かってみても、そう簡単にすらすらと言葉が出てくるものではありません。自分史を書きたいという方から、本になるほどの長い文章が書けるものだろうかという相談をよく受けます。書こうとしている原稿の全体像が見えないと、そのような不安がもたげてくるのも無理はありません。

まずは全体の構想を練ることから始めてみましょう。仮に10章ほどで全体の原稿をまとめるのであれば、柱になるような10の出来事を思い出して、列挙してみてください。その一つ一つの出来事について、そこに至るまでにどのような浮き沈みがあり、どのような人との出会いがあったのか、その過程における自分の感情の変化はどうだったか、その結果どのようなことが起こったか、などの話を補強していけばよいのです。そうした話が10も集まれば立派な本になるはずです。

足りないと思った部分や、記憶が定かでない点については、家族や友人に尋ねてみるのもよいでしょう。思わぬ糸口から、当時の記憶がよみがえってくることがあります。また、当時の社会の出来事、世相などを調べてみると、その時代で自らが置かれた状況が改めてわかり、文章の新たな切り口も見つかるかもしれません。

材料が集まったら、おおよその章立てを考えてみましょう。幼少時から時間を追って書くのがオーソドックスなやり方ですが、趣味や友人のこと、自分にとっての大きな"事件"などを思い切って章のタイトルに持ってくると変化がつきます。

編集者からのワンポイント・アドバイス

・柱となる出来事を洗い出し、全体の構想を練る

・周囲の声を聞いたり、当時の社会の出来事などから、当時の自分を思い出す

・章立ては、幼少期から時間を追って書くと進めやすい

以上の点に気をつけて、書く準備を始めましょう。